操業開始は昭和54年。その後、二度の拡張を行い、山間埋立の「管理型最終処分場」として、宮城県内で発生又は処理された産業廃棄物を受け入れています。
地元の人たちとの信頼関係を築き上げ、同じ場所で長期間事業を行っている全国的にも数少ない施設と評されています。
廃棄物の受入にあたっては、排出者と直接対応(face to face)を行い、排出業者、搬入廃棄物の情報等を把握し、基準外廃棄物が搬入されないようきめ細かい対応をとっています。
どこから出たどんな廃棄物なのかを書いた「マニフェスト」という書類を持って来ることが決まりとなっています。
処理場の職員が運んで来た業者さんに声を掛けたり、ものを確かめたりして有害なものが入っていないかなど、安全を確かめています。
トラックでやってきた廃棄物は埋立地に運ばれます。そこで廃棄物に触れた水などが地下にしみこまないように丈夫なシートで守られた場所に廃棄物を埋めていきます。
埋めたあとは廃棄物が飛んだりしないように土をかけます。
埋立地に出た水は、大きな箱(槽)に集められます。
汚れた水は箱(槽)の中を移動しながら微生物の力を借りて少しずつきれいにしていきます。
ここでは化学の力を借りて、水の中にある細かいごみと澄んだ水に分けて、澄んだ水をもっときれいにして下水道へ流す準備をしています。